少なくとも気になっていた執筆者がこの新書について言及していた。
ひとりは詩人じゃなかったかな。
それ以前にこの本を偶然手にとっていた。
というのは、石井裕之先生の大切なキミに贈る本のなかで
「どんなにものごとをうすくスライスしても、必ずふたつの面ができる」
というスピノザの言葉(らしい)を明記していたからだ。
といわけで、スピノザである。
精神がいちばん混迷していたときに救済を与えてくれた。
本書の前半部分、知性改善論の
「わかるところから論をすすめていく」
や
「最も好ましい対象を探求する」
ことの
論法にしびれた。
ぜひ。